本名 Alicia Christian Foster 1962.11.19 ロサンジェルス生まれ 1977. 「タクシー・ドライバー」アカデミー賞助演女優賞ノミネート。 1989. 「告発の行方」 アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞 主演女優賞受賞。 1989. 「ファイブ・コーナーズ」 インディペンデント・スピリット・アウォード主演女優賞受賞。 1992. 「羊たちの沈黙」 アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞 主演女優賞受賞。 1995. 「ネル」アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞 主演女優賞ノミネート。 1998. 「コンタクト」ゴールデン・グローブ賞 主演女優賞ノミネート。 |
タイトル前の は、管理人主観のジョディ的満足度。 が最高。 は未見。出演作のみ。
モーリタニアン(2021)...ナンシー・ホランダー
ホテル・アルテミス(2018)...ナース
ブラック・ミラー シーズン4(2017 TV 監督)
マネーモンスター(2016 監督)
ドラマは除き、彼女が監督した映画四作は全部見ている。「リトルマン・テイト」は好きな作品だし、主人公とその家庭メインだったそれまでの三作から一気にスケールアップした感があるが、でも「マネーモンスター」だって、 登場人物の心情を大切に描いているとも思える。それでもですよ、こんなサスペンスを撮れるようになったのは驚きでした。登場する女性陣の強さは、ジョディ自身に通ずるかも。
ハウス・オブ・カード 野望の階段 シーズン2(2014 TV 監督)
怒涛の展開だったシーズン2の一本として見たので、特にジョディの監督手腕に着目して見たということをしなかったため、特筆できることはないのだけど、面白かったですよね・・。
オレンジ・イズ・ニュー・ブラック(2013〜14 TV 監督)
エリジウム(2013)...デラコート高官
一部の富裕層だけが居住を許されるスペースコロニー、エリジウムの防衛長官。目的のためには手段を選ばない高圧的なところがあり、実を言うと、絵に描いたような暴君タイプだな〜と・・。金色の短髪に上等なスーツ、知的にして行動的だから役にピッタリなんだけど、そこがまた絵に描いたような・・なんだよね。惜しい。 発達したふくらはぎの筋肉に目が(笑)
おとなのけんか(2011)...ペネロペ・ロングストリート
友達と喧嘩して、棒で顔面殴られて唇や歯を怪我した息子の母親。夫役はジョン・C・ライリー。文筆業もしており、論理的にリベラルに生きていくことを信条としているが、生き方を攻撃された時のキレっぷりは凄い。大体ジョディは、信念を曲げない女をやらせたらとことんエキセントリックな演技を見せるタイプ。 今回もライリー始めケイト・ウィスレットやクリストフ・ヴァルツ相手に火を噴くドラゴンみたいになってる。うまいんですけどね、同じ空間にいたら引きます(爆)
それでも、愛してる(2009 監督も)...メレディス・ブラック
監督と出演で、鬱になった夫(メル・ギブソン)に立ち直ってほしいと思いつつ、ビーバー人形を手に会話する姿に戸惑い、見守ることしか出来ないでいる妻。主人公や息子(特に長男)の心理描写を丁寧にしているため、妻の役割はそんなに大きくないものの、しっかり軸として作品を支えている存在感がある。何よりまず 監督として秀作に仕上げている手腕を買いたい。
幸せの1ページ(2008)...アレクサンドラ・ローバー
自身の通称と同じアレックス・ローバーという冒険家の活躍する人気小説の作者だが、本人は極度の外出恐怖症で16週間もひきこもり生活を続けていたが、火山について助言を求めた自然科学者の一人娘が孤島でひとりきりと知り、単身助けに行く。外界のものにビビリまくるコミカルな演技は、エキセントリックで 集中力の高い今までのジョディと共通するが、振り幅たっぷりでこれが面白くて笑える。これからの芸域にプラスになることは間違いないのではないか。さすがだわ、彼女は。
ブレイブ・ワン(2007)...エリカ・ベイン
暴漢に襲われて婚約者は死亡、自身も大怪我で意識不明となっていたラジオパーソナリティー。違法入手した銃で暴力から身を守り、その行為はエスカレートしていく。無造作なショートヘアがよく似合う。役柄のせいもあるかも知れないが、ここ数年の出演作では一番若く見える。 エリカの受けた心の傷の痛みが強く伝わってきて、それが彼女の行為を正当化するとは思えないが、不快ではない。何よりジョディ自身、過去に大変大きな心の傷を受けた経験を持つことがこの作品の原動力となっているようにも思える。そう考えると作品の意図はエリカの行為ではなく心なのだろう。
インサイド・マン(2006)...マデリーン・ホワイト
強盗に襲われた銀行の会長から、ある秘密を守る仕事を頼まれ、市長の口利きで現場に入り、交渉にあたったヤリ手弁護士。「一肌脱いだら美味い汁はたっぷり吸わせて頂くわ」と美貌と色気と知性で常に勝負に出るような、別格のオーラ。それが女性が懸命に頑張っているという雰囲気でもなく 、色気が最大の武器である魔性の女というのでもなく・・転んでもただでは起きないというより全く動じないという鉄の女レベル。久々にセクシーで美しいジョディ。
フライトプラン(2005)...カイル・プラット
夫を亡くして日が浅く、幼い一人娘を連れて棺と共にベルリンからNYへ立つ航空機エンジニアの女性の役。夫を失った悲しみが癒えていないまま、搭乗した旅客機内で娘が失踪してしまい、機内を隈なく捜すよう機長らに頼むが、なんと娘は最初から搭乗していないと 言われ取り合って貰えない。孤立する中エンジニアとしての知識を生かして行動に出る強い母親。この役、ジョディだから持ったとも言えそう。中途半端な演技では見ているのが苦痛になりそうな役だと思うから。アップの顔を見ると、さすがに年齢を感じさせるようになったけれど、 久しぶりにジョディを堪能した気分。
ロング・エンゲージメント(2004)...エロディ・ゴルド
お、お久しぶりのジョディがこんな所に出てきたと吃驚。フランス映画、フランス語喋ってます。婚約者の戦死を信じられない娘が調査を始め、婚約者と一緒にいた兵の一人とその友人について聞いた話から浮上した女性。 友人の方の妻だった彼女は夫も亡くしていたが、人には言えぬ苦しい秘密を持っていたというもの。大人の女性としての激しいシーンもあり、かなりのインパクトにはなっている。でもなぜこの役?という思いも・・。
パニック・ルーム(2002)...メグ・アルトマン
資産家の夫が若い女と浮気、娘を連れて家を出て エレベーターとパニック・ルームのついた広い物件を購入し、引っ越してきた夜に強盗に侵入されて命懸けで 戦う母の役。ただの物盗りとは違う三人の強盗に殺されてたまるかと 頭の回る娘と共に、頭とガッツと行動力で反撃に出る。追いつめられると追いつめられる程、強くなりそうな 手強い本能を感じさせる母である。
イノセント・ボーイズ(2001)...シスター・アサンプタ
製作も担当し、カソリック中学の教師で、主人公の少年達の憎まれ役をやっている。足が悪く、とても厳格だが、シスターの服装でバイクをかっとばす姿はハンパでなくかっこよかった(笑)。 しかし怒りにふるえるややヒステリックな表情とか声色、思わず嫌悪の情を抱かせる雰囲気を見事に出していて、さすがにうまい。
ウェイキング・デッド(2000 製作総指揮)
アンナと王様(1999)...アンナ・レオノーウェンズ
「王様と私」で知られる、シャム国王の子供達の教師として息子を連れてイギリスから移り住んだ女性。先進的で教養ある一女性としての生き様が美しい役だが、ジョディはまんま知性の権化みたいな女優なので、はまり過ぎるくらいだ。前半は強気なところが印象強いが、 後半は、女性として人間として王に信頼と心を寄せる部分が大きくなり、クライマックスが抒情的で美しいラスト。青い瞳とまっすぐな鼻筋が役に似合って美しい。
コンタクト(1997)...エリー・アロウェイ
ホーム・フォー・ザ・ホリデイ(1995 監督)
主演はホリー・ハンター。個性豊かな顔ぶれを揃え、ある家庭の悲喜劇を描きながら、その目はとても暖かい。
ネル(1994)...ネル・ケルティ
声から表情から仕草から、演技力をこれでもかってくらい発揮して見せてくれる。すでに結構いい年(失礼)の筈なのに、まるで少女のようだ。審議会シーンでは見る者の関心のすべてを集中させるような すごいオーラで釘付けにされる。「コンタクト」「告発の行方」と いった作品でもそうだったけど、法廷とか審議会のシーンは必ずみものになる。
マーヴェリック(1994)...アナベル・ブランフォード
ジャック・サマースビー(1993)...ローレル
抑えた演技で 強い女を感じさせる。また法廷シーンが出てくるが、もう少し揺れるような情感が欲しかった。役に抱いたイメージの南部の女の大らかさよりクールな感じがして。
ウディ・アレンの影と霧(1992)
娼館にいる娼婦の一人。コケティッシュな微笑と仕草とかなり低めの声で、モノクロ画面の中できらきらしてる。主人公のウディ・アレンの相手をするけど成らず。作品に個性的な彩りをそえてる感じです。
リトルマン・テイト(1991)...デデ・テイト
天才ぶりに戸惑いながら一生懸命一人息子を育てる ちょっとヤンキーな(笑)シングルマザー役。監督も兼ねている。顔立ちなんか英才教育家の先生役のダイアン・ウィーストより知的なくらいだけど、達者な演技で子供の知性についていけない母親を好演してる。
羊たちの沈黙(1991)...クラリス・スターリング
髪を茶色くし、落ち着いた雰囲気を更に強めた。FBI訓練生クラリスの強さ、純粋さをよく計算された演技で見せる。賢い女優。まさにそんな感じがする。
ハートに火をつけて(1989)...アン・ベントン
マフィアによる殺しを目撃してしまい、殺し屋と警察から追われる破目になり、逃げ回るうちに殺し屋に見つかったものの、その殺し屋に惚れられて二人で逃げることになる。美しいし、セクシーでもある。 でも殺し屋を虜にする夢の女のイメージとは違うかも知れない・・。似合わないと言ったら申し訳ないんだけど、妙な年齢不詳ぶりがなんだか彼女らしくない。「タクシードライバー」の娼婦のイメージでやるには大人すぎるし、 なのに少女っぽさを出そうとしているようにも見えるからだ。自分を誘拐した殺し屋に徐々に惹かれていく心の動きもあまりよく見えてこない。
君がいた夏(1988)...ケイティ・チャンドラー
これって「告発の行方」と同年の作品だとは・・少年から見た大人びた年上の従姉という設定のせいか、ちょっと若く感じられる。無免許で運転したり煙草を吸ったりする奔放さと 成熟した肉体のはちきれんばかりの若さ、主人公の少年に向けられた愛情の優しさに、自殺したという事実の暗い影もブレンドされた役だが、ジョディはそのどの部分もみずみずしく スケール大きく演じている。海を見ながら夢を語るシーンのまばゆい魅力は感動的ですらある。
告発の行方(1988)...サラ・トビアス
ファイブ・コーナーズ/危険な天使たち(1988)...リンダ
シエスタ(1987)...ナンシー
ヴィクトリア(1985)...ヴィクトリア
ネオ・ダークサイド/死霊の配達人(TV 1985)
他人の血(1984)...エレーヌ
ホテル・ニューハンプシャー(1984)...フラニー
スヴェンガリの魔力(TV 1983)...ゾー・アレキサンダー
ジョディ・フォスターのママはゴースト(TV 1981)
フォクシー・レディ(1980)...ジーニー
キャンドルシュー/セント・エドモンドの秘宝(1977)...ケイシー・ブラウン
避暑地のラブストーリー(1977)...テレジナ・フェデリ
白い家の少女(1976)...リン
ダウンタウン物語(1976)...タルーラ
「MY NAME IS TALURA♪」酒場のセクシーな歌姫でボスの愛人役。オール子役によるギャング抗争劇なので、みんな背伸びして頑張ってるドタバタなのだけど、ヒロインを凌ぐジョディの天才美少女ぶりには舌を巻く。一人だけ才能の違いを見せつけられてる 感じ。目が違うんですね。歌は本人なのかわからないけど、他のキャストが吹替えなのでどうかな・・。とにかく圧倒的美少女なんですが、ヒロインではないので最後のパイ投げ合戦では見事にくらってクリームだらけの顔。そこで言うセリフが笑える。 ちなみに主役のスコット・バイオとヒロインはパイをくらわない。
タクシードライバー(1976)...アイリス
12歳の少女娼婦役。実際に大統領を狙撃したファンも現れたほどセンセーショナルな役だ。まだあどけないが、クールで大人びた目や表情は既にジョディ・フォスターの個性そのまま。
フリーキー・フライデー(1976)...アナベル・アンドリュース
13歳、歯にはブレース、ホッケー部のキャプテン、スポーツ万能、成績は下降気味、部屋は散らかり放題、ママの言うこともちっとも耳に入らないアナベル。そのママと心が入れ替わってしまい、一日ママの生活を体験。慣れぬ家事は メチャクチャ、そんな時にパパは大変な用を頼んでくるし・・という役。入れ替わってからのジョディは、ママの心のはいったアナベルを演じているわけで、失敗ばかりして友達にも嫌がられてしまうし、学校生活を送るためのバランスの難しさ を体現。シャレッ気のないアネゴ肌の女の子をパワフルに演じて、特にナレーションのうまさはさすが天才子役。
別れのこだま(1976)...ディアドル・ストライドン
アリスの恋(1974)...オードリー
アリスの一人息子がギター教室で知り合った女の子。あまり両親に(父親に?)愛されてなさそうな感じもする。スカート姿も出てくるけど、初めはジーンズなので ちょっと少年みたい。 意識的に声も下げてる気がするし、つっけんどんな喋り方も演技だと思う。既に天才の片鱗が。
追跡者(TV 1974)...リバティ・コール
トム・ソーヤーの冒険(1973)...ベッキー・サッチャー
リトル・インディアン(1973)...マーサ・マクルヴァー
カンサス・シティの爆弾娘(1972)...リタ